忍者ブログ
めぷとりる@かのんの日々徒然ヲタ生活を殴り書きしてます。 半分以上は日記ですけどw
[368]  [367]  [366]  [365]  [364]  [363]  [362]  [361
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「…暑い」

胡座を崩して隣に寝転び、デンジが言った。

「仕方ねーだろ、」

いきなり暑くなった今日。
涼を取ろうと出した扇風機は埃まみれ。
もちろんクーラーも同じく。

仕方なくこうしてフローリングに寝転がってゴロゴロテレビを見つつ、たまに団扇で互いを扇ぎあうという、…まぁなんとも非効率で怠惰な日曜日を過ごしていた。

「アフロうぜぇ、暑いから刈れ」
「これは俺のアイデンティティなの!そう簡単に無くせるか!」
「うるせぇよ余計暑くなるだろボケアフロ」
「誰のせいだバカ」
「あぁ!?バカって言った方がバカ!」
「うるせぇ」

身を乗り出していたデンジの肩を掴んで、

その瞬間華麗に炸裂するデンジの左フック。
利き手とかマジないわ。

「な、にすんだボケアフロ」
「何って」

痛む頬を押さえながら言い返した。

「キス」

デンジの顔がかああああっと赤くなる。

「あはは、デンジ苺みてえ」
「る、せえこのアフロ!」

右ストレートを避けて、立ち上がる。
目指すはマイナス18度の世界。

「アイス」
「あぁ!?」
「苺アイス、食う?」

棒アイスを取り出して放り投げると、デンジは綺麗に棒の部分を掴んでキャッチする。
包装を剥いて、ぱくりとくわえたのを確認して、自分も冷たいアイスを貪った。
中から溢れる練乳がいい感じに苺味と混ざって、うん、うめぇ。

「オーバ」
「ほぁ?」
「アイス、食ったらヤろうぜ」
「どーしたよいきなり」
「俺が苺ならお前は練乳だな」
「はあ?」

と、言いつつ身体はしっかり反応した。
ぶっかけたい衝動にかられ、その熱に冒され、アイスは瞬く間に喉の奥に消えていった。

「注げよオーバ、アイスみてえにさ」

この暑い中汗だくでするセックスは、何故か苺の香りがした。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
<< 溺れる、 HOME あれ? >>
カウンター
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
アクセス解析
アド
FX NEWS

-外国為替-
忍者ブログ [PR]