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めぷとりる@かのんの日々徒然ヲタ生活を殴り書きしてます。 半分以上は日記ですけどw
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「んっ、」

普段は厚いコートに隠されている白いカラダは、自分と同じ骨格を持っている。

掌に吸い付く肌が、仄かに朱色に染まっているような気がした。
薄暗い部屋の、シングルベッドの上。
はだけたシャツから立ち上る煙草の匂いが鼻をくすぐった。

「ノボリの煙草の匂い、好き」
「はあ、そうですか…」

首にキスをする。
そのまま首筋を舐めあげた。
汗の味が舌に心地よい。

「クダリ、汗をかいているのです。舐めないで下さいまし」
「やだ。美味しいもん」

そうして笑う弟の目がきらりと輝いた。
そう、まるで肉食獣のように。

クダリになら、食べられてもいい。
倒錯的なセックスに、溺れる。
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「…暑い」

胡座を崩して隣に寝転び、デンジが言った。

「仕方ねーだろ、」

いきなり暑くなった今日。
涼を取ろうと出した扇風機は埃まみれ。
もちろんクーラーも同じく。

仕方なくこうしてフローリングに寝転がってゴロゴロテレビを見つつ、たまに団扇で互いを扇ぎあうという、…まぁなんとも非効率で怠惰な日曜日を過ごしていた。

「アフロうぜぇ、暑いから刈れ」
「これは俺のアイデンティティなの!そう簡単に無くせるか!」
「うるせぇよ余計暑くなるだろボケアフロ」
「誰のせいだバカ」
「あぁ!?バカって言った方がバカ!」
「うるせぇ」

身を乗り出していたデンジの肩を掴んで、

その瞬間華麗に炸裂するデンジの左フック。
利き手とかマジないわ。

「な、にすんだボケアフロ」
「何って」

痛む頬を押さえながら言い返した。

「キス」

デンジの顔がかああああっと赤くなる。

「あはは、デンジ苺みてえ」
「る、せえこのアフロ!」

右ストレートを避けて、立ち上がる。
目指すはマイナス18度の世界。

「アイス」
「あぁ!?」
「苺アイス、食う?」

棒アイスを取り出して放り投げると、デンジは綺麗に棒の部分を掴んでキャッチする。
包装を剥いて、ぱくりとくわえたのを確認して、自分も冷たいアイスを貪った。
中から溢れる練乳がいい感じに苺味と混ざって、うん、うめぇ。

「オーバ」
「ほぁ?」
「アイス、食ったらヤろうぜ」
「どーしたよいきなり」
「俺が苺ならお前は練乳だな」
「はあ?」

と、言いつつ身体はしっかり反応した。
ぶっかけたい衝動にかられ、その熱に冒され、アイスは瞬く間に喉の奥に消えていった。

「注げよオーバ、アイスみてえにさ」

この暑い中汗だくでするセックスは、何故か苺の香りがした。
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